2015年に、仙台市宮城野区田子の新居にご入居された鈴木様ご一家。ご夫妻とお父様、可愛い2人の娘さんの5人家族です。東日本大震災でそれまで住んでいたご自宅を流され、新居の建築に。仮設住宅住まいをされながら家づくりを考え、「セゾンFタイプ」のマイホームができるまで、そして住み心地についてうかがいました。
東日本大震災で自宅を失い、始まった家づくり
> 家を新築しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか東日本大震災で、それまで住んでいた自宅が流されました。被害が甚大な地区だったので同じ場所への再建は難しく、新たな場所での家づくりを「せざるを得なかった」、というのが正直なところです。
復興支援の制度を活用したのですが、この場所への転居に少し時間がかかったため、3年ほど仮設住宅(借上げ民間賃貸住宅)に住みながら準備を進めてきました。ようやく入居できた時は本当にほっとしました。
採光性を考え、全室南向きのつくりに
> 家をつくるうえで、こだわりはありましたか?最初の設計段階では、南側と北側にも窓がある正方形に近い形の家だったんです。でもせっかくなら全ての部屋に明るい日差しが入るようにしたいなと思い、何度も設計していただいて、1階も2階も全室南向きになる構造に変えてもらいました。家が長方形になったことで南側の庭スペースをより大きくとることができるようにもなったので、庭での野菜作りなども楽しめています。
庭づくりは父に任せていますけどね(笑)。室内も開放的にしたいなと思ったので、台所の吊戸棚もなくし、子供用の和室も扉は付けずフラットにして、リビングを中心に広々とさせました。この家(セゾンFタイプ)は天井が高めなこともあり、とっても開放的になったなと満足しています。子供たちものびのび走り回っていますね(笑)
仮設住宅で感じた「負」をオールクリアにした、一条工務店の家
> なぜ一条務店の家を選ばれたのですか?住宅展示場を見て、床暖房や太陽光システムなどの機能、断熱性が良さそうだなと思って決めました。仮設住宅は別メーカーの新築戸建てだったんですが、夏は暑く冬は寒く、結露もすごかったんです。震災後にスピード重視で造られたということなので多少は仕方ないと思いつつ、そうならない家がいいなと思ったんです。
前の家でひと冬過ごしてクローゼットを開けたら、床に水が溜まっていたんですよ(笑)それはさすがに・・と。あとは何と言っても営業さんが決め手!担当の鈴木さんはとても話しやすく、何でも相談させてもらっています。一度家を建てることが不安になって「建てるのをやめたい」と言ったこともあったんですが、たくさん話を聞いてもらって、お金の問題など気がかりな点も丁寧に調べて解決してくれて、安心して決意することができました。今でもちょくちょく顔を出してくれるので、とても心強い存在です。
大きな窓でも快適な温度をキープ。省エネもバッチリ
> ご入居されてみて、実際の住み心地はいかがですか?快適です。家の中にいると体感温度が一定すぎて、外に出て初めて気温がわかって驚くことがあるほどです(笑)。大きな窓なので暑さ寒さに弱いかなと思っていましたが、一条オリジナルの「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」のおかげで、冬は暖かく夏は涼しいですし、結露もありません。こんなに日差しが入るのに床が全く日焼けしていないのもびっくりです。エアコンもあまり使いませんし、太陽光発電のおかげで電気代もかなり節約できていますね。
標準仕様であちこちに収納スペースがあるので助かりました。これも営業の鈴木さんに「何がつけられるの?」と聞いて、あれこれ教えてもらって、玄関のシューズクローゼットや台所、テレビ台など見えるところの収納も全て標準仕様内で希望通りに設置してもらいました。おかげで子供のものが増えても、片付けがしやすいですね。
生活スタイルに合わせた動線・広さを相談してみましょう
> これから家づくりを考えている方に、アドバイスをお願いします常に使う場所の広さはどのくらいが適当か、はじっくり考えた方がいいと思います。我が家は部屋の広さ、配置などの動線を優先したことで洗面所や廊下が少し狭くなってしまって、万が一将来的に父が車椅子になったら廊下が少し狭いかな、と思うことも。メインじゃないけど日常使うスペースの広さもよく相談してつくるといいかなと思います。
モデルルームへの宿泊体験ができるので、実際に泊まってどんな感じかを体験するのはおすすめです。私たちは、とにかく「盛り盛りじゃない、一般的なサイズのモデルルームを見せて」とお願いして(笑)現実的な家を見せてもらうことでいろいろ参考になりました。実際の家とあまり差がなく作れることもわかるので安心できると思います。